真正面から

桃の花ビラ

本日のどか呉店より。昨日は倉敷店で仕事をしたのですが頭痛などでお悩みの同じ整体を職業にされる方がお見えになられました。色々お話を伺いながらの施術となったのですが、人を治す、という事に対する情熱たるや素晴らしいお話が多かったです。どんな仕事もそうだと思いますが、その仕事に対する「情熱」というのはよりよい仕事をさせてくれるんですね。そういえば、先日連続全イニング出場世界記録を達成された阪神の金本選手も同じようなことをおっしゃってました。それと共に、この仕事は自分の体も酷使してしまうものです。改めて自分も含め、施術家の方お体気をつけましょうね。
今日は呉に良く通って頂いている方のお話です。この方、前回のお話の冒頭にも少し登場されましたが、郷原という少し遠いところから週1回位のペースで通って頂いています。私が卒業した「東洋オステオパシー学院」の学長早瀬久義先生の書かれた本を読まれて、近くで受けれないかという事で大阪に問い合わせのどか呉店に来店されたという経緯です。手前味噌ですが長年苦しんだ腰痛や肩こりが随分よくなったという事で喜んで頂き、交通事故の経験があるという小学校1年生の男の子も診て欲しい、という依頼から現在お子様も一緒に通って頂いております。
そしてそのお子様の施術中、お時間もかかりますし「本でも読まれますか?何か興味ある内容のものがあればおっしゃってください」と院内にある本をどれか選んでいただいて時間をつぶして頂こうかと声をかけたのですが、「大丈夫です。ボーっとしていますから」とおっしゃるきりです。お疲れなのかな、と思いつつ気に留めていなかったのですが、お子様が施術で眠ってしまわれた時こうお話を始められました。「もし施術中に自分が本を読んでいると、子供が自分に注意を向けてくれていないと感じると思うんです。結構子供って敏感に感じるので。状況的に手をかけれないときはどうしてもあるので一緒にいてやれる時はできるだけ注意をかけてやりたいんですよ。」といってお子様のお腹の上にずっと手を置いていらっしゃいました。
「すごいなあー。」なんか奥深い考えに感嘆してしまいました。僕は子供は当然まだいないし、そうしたところまではとても考え及ばなかったですね。子はだまっていても育つ、かわいい子には度をさせろ、色々な考え方もあるでしょうし僕には子育て論はまだ語れないですけどこのお母さんのお子様に真正面からとり組まれる姿勢に考えさせられた先週のお話でした。

のどか倉敷店では女性スタッフ募集中!→http://www7a.biglobe.ne.jp/~nodoka/15082707/