怒りのエネルギー

m-tamaki2007-06-29

本日約2ヶ月ぶりの市民球場へ。広島カープ対巨人の試合を観戦してきました。ブラウンカープの事はちらほら日記にも書いて参りましたが、五割で交流戦を迎えてその後は超低空飛行。ひどい失速ぶりで日記に書くのもはばかられる現状です。それでも愛するが故、同リーグに戻り気分一新という事で観戦に出向いた訳です。
しかし・・・、しかしながら先発フェルナンデスのナックルボールはピンポンだまの様に打ち返され試合半ばで8対0で完封負けペース。
こうなると僕の胸に思うのは残念というより寂しさ、そしてそれを通り越して怒りです。交流戦でもそうでしたが完全になめられています。カープとやれば組みやすし。そんな雰囲気が相手チームからぷんぷん匂うのです。ましてこの日の巨人のピッチャーは新人投手です。その相手に試合半ばで一安打。そして巨人の先発メンバーは早々に控え選手へと交代していきます。まだ試合半ばにしてです。
そんな折、ランナーを一塁においてカープの4番新井が打席に入りました。その立ち振る舞いを外野席から見ながら僕はふと思いました。「打つ!」。これはこの打席で何か起こる。新井の体からオーラが出ているのを感じました。僕にはそんな今流行のようなスピリチュアルな能力はありませんし、ましてやそれをうたうつもりは毛頭ありませんが、この打席では明らかに新井の体から何か発するのを感じました。結果はライトスタンドぎりぎりに飛び込むホームラン。2点ではありますが一矢報いました。そしてその直後に代打広瀬の3ランが飛び出し3点差まで詰め寄ったのです。
カープ情報は毎日何かしらで仕入れているのですがこの数日の間に相当選手達は気持ちを新たにしたようです。それでいて試合前半の体たらく。おそらく新井選手にも広瀬選手にも怒りが充満していたのではないでしょうか?
「喜怒哀楽」とはいいますがその中でも「怒」がもつエネルギーはすごいものがあると思います。日ごろ、平常心とか不動心とかいってスポーツ選手などは特に動揺されない心の動きを大切にするようですが「絶対負けない!」強い怒りのエネルギーこそ時にものすごい結果を生み出すような気もします。日常に関してもNOVAやらミートなんとかやら企業の不正、年金問題、日常的な殺人・・・もっと「怒」気持ちも大切なのかもしれません。というとアントニオ猪木さんのようになってきましたが・・・。