2007年上半期を振り返って

またまた少々固い話ですが、ここ数日でめっきり蒸し暑くなり、身も心もだらけてしまいがちですが、暦はもうすぐ7月。つまり後数日で6月は終わりです。言い換えれば今年も早いもので半年が過ぎようとしています。
自分自身で考えてみると毎日の仕事に追われ毎年の目標とかというより流される様に過ごしていたサラリーマン時代とは違って、独立してからのここ数年の自分自身は常に毎年の目標なりを決めるようになりましたし、それを実行してこれたと思っています。
そんな目標を漢字一字で表して年の初めに目標としていますが、今年の感じは「固」。
公私共に新しい事尽くしで、マラソンで言えばスタートダッシュでしょうか、常に新しい事、新しい事の連続でそれらをこなしていくのに精一杯だった去年。そして今年はそれらが安定した形になってくれるようにしっかり根を下ろして仕事に励み、地盤を固めたいというのがその理由です。
結論から言うと今年の上半期採点は70点、といったところでしょうか。しかもこの一ヶ月でなんとか7割にのせたという感じです。
5月まではなかなか仕事の結果が伴わず、正直いらいらしたりもしておりましたがこの一ヶ月に入って前回お伝えしましたように倉敷店のスタッフ増員、そして新たな企画も動いています。そして広島店も試行錯誤の広告媒体の効果も目に見えて上がり、一定のリピート様も定着してきて頂いております。そして何より呉店で同じ目的を志す同士が技術を学びに来てくれています。
これら経営面的にみてこの6月は非常に有意義かつ根気が実った月で僕にとっては上半期を飾るとてもよい月となりました。
しかしその分といったら言い訳がましいですが自分自信の技術力や知識に対する勉強の時間を十分にとれなかったように思います。症状に対してある一定の成果を出す事は出来るようになったと思いますが、解剖・生理学、内科学、心理学、整形外科学、から手技そのものに至るまでまだまだ学ぶべき事は膨大です。
下半期は新たな衝撃を感じさせてくれそうなセミナーもいくつか入っておりますし、まずは「固」という言葉に準じて、手技の土台になる解剖・生理学についてもっともっと知識を上げたいと思っています。それは単に筋肉や骨の名前を知っているというレベルではなく、もっと活きた解剖学です。前回のJOPAのセミナーで感じましたが例えば横隔膜には何という孔(穴)がありその孔にはどのような組織が通り、そしてそれらは脊椎でいうと何番当たりに位置するのか?、答えられる先生方はそうおられませんでした。筋肉その他を包む膜の連結と、身体が如何に一つのユニットとして機能しているか?立方骨をリリースするだけで肩が上がってしまう現実、終糸をリリースするだけで坐骨神経痛やうつ症状が変化してしまう現実、バセドー病不整脈・チック・花粉症や鼻炎などがその場で変化してしまう現実。来年度に向け解剖学の知識を更に向上させる事が急務です。
そして体重をあと5キロは減らす事も・・・。