人が集まる人間になる

m-tamaki2007-06-12

9日10日と神戸へ所属する日本オステオパシプロフェッショナル協会のセミナー「膜の概念」について勉強に行って参りました。人間の体は筋肉はもちろん神経、血管、骨、内臓その他全て薄い膜で覆われており、それらが密接につながりあって出来ています。ゆえに肩があがらないから肩が悪い・・・と単純には言えず、原因は内臓の癒着、足首の問題、手術の瘢痕、その他無数に考えられ、その根本的原因を施術して本当の症状の改善が見られるのです。
そうした体そのものを診る哲学がオステオパシーであり、単なるテクニックの寄せ集めではないという事を毎回驚くべき臨床例と共に教えて下さっているのがJOPAのセミナーです。
そんなセミナーの二日目、食事は希望者でセミナー会場のレストランに行ったのですが、僕が会場に着いた時には協会の会長でありセミナー講師の先生の真向かいの席が空いておりました。やや強面できつい関西弁の会長の真向かい。皆様恐れ多いと空いてしまったのでしょうか・・・。
「湊君、おいでや。」おっと、目が合った瞬間声を掛けて下さりました。恐縮しながらも相席させて頂いたのです。とりとめない話をしてももったいないのでオステオパシーの事、授業の質問点などをせっかくの機会なので、たのんだスパゲティーを流し込みながらお聞きしていたのですが、その内この仕事に関する気持ちやどうすれば成功するかなど貴重なお話を聞かせて下さいました。
心に残ったのはこんなお話。「成功しようと思えば人と違う努力をしなくちゃあかん。そしてお金を追いかけては駄目や。そしたらお金は逃げていく。人が集まる人間になって人が感謝しながらお金を置いていってくれるようになったらお金なんか自然とたまる。そんなもんや。がんばりや。」
正直最初はその強面ときつい関西弁に圧倒されておりましたが(ご本人も認めていらっしゃるので書いてもよいかな・・・)、オステオパシーに対するこれだけの情熱はただ事ではない。そう思って何度かセミナーに参加させて頂きましたが、その本音を少しだけ垣間見させて頂き激励して頂いた事はすごく嬉しかったなあ。
ちなみに初日のセミナーは夕方からだったので日中は王子動物園で童心に帰り、日ごろの疲れを動物達に癒して頂いたのでした。