夏の終わりと8月セミナー報告

 9月に入りました。朝晩涼しくなってきましたね。今年の夏は本当に暑かった…。湿度の高さと相まって身体のだるさをさそいます。僕は基本的に夏の方が冬より好きですが今年は年齢的なものもあってか少々しんどさを感じる時期もありました。
 8月はセミナーが二回とお盆などの親戚ご挨拶回りなどもあり個人的なお休みがなかなか取れずハードでした。セミナー内容は「頭蓋からの診断アドバンス」と「婦人科セミナー」です。
 頭蓋からの診断はある意味僕が所属する会では一つの目標というか、会の会長が考案、デモなどで見続けてきた身体の評価方法で、簡単に言うと頭に手を当てるだけで身体のどこにオステオパシー病変があるか、それも関節一つ、血管、神経、内臓に至るまで評価できます。正しく出来るとそれだけ身体の評価がより早く、緻密に出来る事になります。
しかし、それだけ身体の解剖や感覚を要求される訳で習ってはい、全て出来ます!という訳にはいきませんが、今まで臨床で用いていた評価方法を合わせて精度を上げていくと大きなツールとなります。
オステオパシーには数多くのテクニックがあり、それらの一つを用いてオステオパシーをやっているという施術院が多いですが、実際には症状に関わらず身体のどこに問題があるかを評価することの方がはるかに大切で、それが出来なければ、症状に対してテクニックを追いかけるという事になりかねません。
評価を早く、正確に行い、見つけたオステオパシー病変に対して、正確なテクニックを施し、あとは身体の自己治癒力に任せる…、これが正しいオステオパシー治療だと学んでいます。
 婦人科に対しては主に卵巣炎、卵巣脳腫に対してのオステオパシー的アプローチの方法論とそれに必要な技術練習という内容でしたが、講師である会長のデモとして乳がんの方に対する施術を拝見することが出来ました。
プライバシーの問題と、癌となるとデリケートの問題なので詳細は書きませんが、オステオパシー的に癌の方にアプローチ出来る事や考え方も教授頂きました。
現代医学ももちろん必要でそれによる恩恵は多いですが、手技療法の可能性というのも僕の中では広がりを見せてくれる内容でした。
 カープも8月は暑さと日程のハードさもあってか一進一退の戦いを続けていましたが9月なんとか三連勝でスタートして、胴上げも現実味を帯びて来ました。あと少し、頑張って貰い優勝を大いに喜びたいと思います!