内臓マニピュレーションについて

先週月曜日夜4日間のセミナーを終えて帰宅しました。世界的に有名なバラルドクターは想像より気さくで内容も素晴らしかったです。ゴールデンウィークは天候も良く缶詰めで勉強は恨めしかったですが、その間満開になった自宅のラベンダーが出迎えてくれました。そして火曜日は仕事は夕方までにさせて頂き、マツダスタジアムに野球観戦に行きました!マエケンにも関わらず結果は…でしたが今年初の野球観戦でかなりリフレッシュ出来ました(*^^*)
さて、そのセミナー内容についてです。「内臓マニピュレーション」と言って内臓に対する徒手療法です。バラルドクターはこの分野の開拓者的存在でとても著名なドクターです。にも関わらずとても気さくで冗談を交えながら分かり易く教授下さいました。
以前も書きましたが内臓は膜によってお互いを連結しそれらは骨や筋肉、血管…と体の全ての組織と連結しているので、緊張を起こすと内臓の機能の低下はもちろん、体液の循環不調、痛みや可動域の減少など体のあらゆる所に悪影響が出てしまいます。それらの緊張した内臓や周辺組織を手で柔らかくしてそれらの障害を軽減してあげようという事です。
では、なぜ内臓やその周辺が固くなってしまうのでしょうか?手術などの縫合はもちろん、食事や空気その他の環境、肝炎や潰瘍などの後も組織が瘢痕化して癒着を起こす原因になります。
その他沢山の要因がありますが興味深いのは「感情」によるものです。例えば、最近いらいらしている・・・なんて人は多いと思いますが、「胆嚢」や「肝臓」に緊張がある場合があります。普通考えられないですよね。しかしこれらの緊張を手で緩めてあげる事によってそうした感情にも変化が出てきたりするのです。
ほんと奥の深い人間の身体。科学が進歩したといえそれらが理解しているのはほんの氷山の一角のような気がします。