まだまだ

風邪などはとっくによくなっております。世の中では風邪どころではなく新型のインフルエンザなどが発生し、日本にもついに上陸、それこそセミナー時には想像し得なかった神戸で今拡大中という事で心憂いております。幸い弱毒性という事ではありますが、手洗いうがいを励行して睡眠、栄養をしっかりとって体調管理に気をつけましょう。
少々送ればせながらセミナー報告です。ゴールデンウィーク四日間、JOPA(日本オステオパシープロフェッショナル協会)主催のレンゾーモリナリDO(ドクターオブオステオパシー)による「リトルジョンからモダンオステオパシーへ」に参加してきました。モリナリDOはイタリア生まれのフランス国籍、現在はイギリスのクリニックで勤務されているというオステオパシーらしく国際的な方。しかもWOHOの創設者でヨーロピアオステオパシースクールの前校長という事でオステオパシー界においても世界中に影響力をもっていらっしゃるとの事。そして何よりその証拠にオステオパシー創設者アンドリューテイラースティルDOが自ら使っていた杖をアメリカより与えられたという人物。ちょっとわかりにくいかもしれませんがとにかくオステオパシー会では名の残る巨匠な訳です。
そんな人物に教授頂けるというのは何より感謝なのですが、前回一昨年前にはGOT(ジェネラルオステオパシートリートメント)というオステオパシーにおいては基礎的でも核となる技術を教授頂き、現在でも大変効果的に使用させて頂いております。
今回はその続編、プラス脊柱・四肢において効果的な矯正方法を教えて頂けると言う事で胸躍らせての参加となりました。全体的にはフランスらしいと言われる直説法的インパルス的な調整が多く、どちらかというと間接法的な技術を多く使用している僕にとってはまさに欲しい技術だったのでとても参考になりました。そして何よりレンゾー先生のあの周りを存在だけで安心させてしまうようなオーラ。上記のように大変な地位の方なのですが全くそんな近寄りがたい雰囲気を与えない、温かみのある方なのでした。
日々、臨床に当りまさに日進月歩で進化しているつもりではあるのですが、追いかけても追いかけても遠ざかっていくこの世界。それだけに面白いのですがまだまだ身につけなくてはいけない事が沢山ありすぎて、大変だと思ったりしながら楽しみでもあり、そんな感じで毎日あっという間に過ぎていくのでした。