合掌

久々の日記ですが悲しい話。プロレスラーの三沢光晴さんが亡くなったとの事。それも広島、しかもリングの上で「受身の天才」と言われた人がプロレスの技でのダメージが最終的な原因のようです。
三沢さんはジャイアント馬場全日本プロレス出身でその後独立した選手。どちらかというとアントニオ猪木が創立した新日本プロレスをひいきにしていた僕は正直常に試合を追いかけていた訳ではありませんでした。しかしながら「凄み」を感じさせる表情と天才的なプロレスリング。総合格闘技の選手と本気でやっても三沢さんならプロレスの技で勝てるんじゃないかと思わせる色気のある選手でした。
僕は総合格闘技も好きですし上記どおり小さい時からアントニオ猪木のプロレスを見て育ちました。今では総合格闘技はリアルファイト(本気の試合)、プロレスは筋書きの決まったドラマという事が通説となりプロレス人気も随分衰えてしまっています。僕も正直最近はあまりプロレスは拝見していないですが、それでもあの鍛え上げられた肉体だけでも大変な努力でしょうし、そんな肉体から繰り出されるプロレス技を受けて見せるのもプロレスの醍醐味。とても誰でも出来るという仕事ではないでしょう。三沢さんがダメージを受けたバックドロップというのは危険な技ではあるけども古典的で比較的良く使われる技なので、そうした技で三沢さんが亡くなったというのはそれだけ現役の選手もショックでしょうし、いかにプロレスが集中力と肉体管理を要求される仕事かという事でしょう。
当然僕はプロレスラーではありませんし、そんな友人がいる訳ではありませんが応援してきた一人としてとても残念です。少々前の橋本信也選手といい、プロレスラーらしい惜しい選手を亡くしてしまいました。謹んでご冥福をお祈り致します。