責任

少々前に神戸の勉強会より、呉の我が家に帰宅致しました。先ほどまで雑踏の繁華街に身を挺していましたが、今や10時ともなれば人の影一つなかなか見かけない我が家にいるのは不思議な限りです。
さて土曜日から本日まで3日間、頭蓋領域のオステオパシーについて新たな勉強をさせて頂いてきました。その間のどかにおきまして多数のご予約のお電話を頂き、休憩をみてはお休みの折り返し電話をさせて頂き本当に心苦しく感じておりました。この場を借りてですが、せっかくお電話を頂きながら対応出来なかった皆様申し訳ありませんでした。
今回は3日間のセミナーでしたが一般的な金銭感覚なら安い料金ではないですし、それに出席する為交通費・宿泊費など、そして何より仕事を休むということはその分の収入を期待出来ないという事で大きなリスクを背負ってのセミナー参加となります。予約の電話を頂きながら「特に余分なお金をかけずに普通に仕事をし続けるだけでも生活するには支障ないんじゃないかなあ?」なんて思う事も正直あります。通常の腰痛肩こり・その他の症状なら対処方法は身についてきましたし結果も出せて来ています。それでも駄目なんですよね。日々施術をしているとその都度疑問が沸いて来るし、書籍やその他情報などで知り得た内容には探究心が沸いて来ます。そして何よりひどければよりひどい状況で困っていらっしゃる方がいます。そうした方々に日々対応している僕達はやはり自分の技術を高めていく「責任」があると思うんです。
今回のセミナーの講師はアメリカのDO(ドクターオブオステオパシー)であり、アメリカでは全ての医療行為が認められている紛れもない医師です。しかも頭蓋領域のオステオパシーオステオパシーの中でもかなり高度な分野でもあり、その分理解は難しいですが効果も高いものです。しかしその為には頭蓋分野だけではなく体全体をもっと深く掘り下げないといけないと改めて認識出来ましたし、自分自身の施術人生もまた一歩進めたような気がします。しかしそれは果てしなく続く道のりのほんの一歩でもあるという事も認識したのでした・・・。