オステオパシーの精神

昨日のどか倉敷店で仕事をして本日呉に帰りました。東京で中身の濃い4日間を過ごした為いささかまだ頭が現実離れした感がありますが、東京での経験と知識や技術を胸に更に頑張っていきますよ(^o^)/。
東京では主にリンパについての内容の講義を受けました。リンパは簡単に言うと血液と体の間のインターフェイスの役割をしている非常に大切な液体です。リンパが滞ると痛みや浮腫を始めその他神経活動に影響を与えそれらは各臓器や器官の働きを妨げる事となります。それらを改善する具体的な筋筋膜リリース、内蔵の開放、そしてリンパのポンピング方法などを学びました。これらが今後の施術の上で大きく役立つことは言うまでもない事ですがそれ以上に僕が感動したのは講師のフィリップD.Oのオステオパシーの哲学、精神に関するお話でした。30年近くオステオパシーに関わり、世界中に生徒を持たれ、患者さんを抱えていらっしゃる先生が今だにこうした気持ちでいらっしゃるというのがとても感動しました。具体的にそれらの内容を短く書き出してみます。

オステオパシーを人を助ける為に使って下さい
オステオパシーを人の為に良い事をする為に使って下さい
・患者さんに対してテクニックを使おうとするのではなく、患者さんを治そうとしてあげ て下さい。そして患者さんを愛してあげて下さい。
・テクニックを使う際の不安や恐怖心は棄てて、それらを「愛」に変えてあげて下さい。 患者さんに接しているあなた(施術家)は、その場では世界で最高の治療家なのです。
・テクニックをTRYするのではなく、使って下さい。試すのではなく良い事をしている 自信をもって、まさに施してあげて下さい。

基本的な事ではあります。しかしとかく施術家はテクニックを形から入って正しく行えているか?手に位置はあっているか?など不安になる事もあるものです。そしてそれらに自信がつくと今度は自分のテクニックに酔ってしまう傾向になるようです。自分自身がそうならぬよう、上の言葉を肝に銘じて施術に向かっていきたいと思っています。