これからの日本のオステオパシー

m-tamaki2013-02-07

 先日生後数ヶ月の赤ちゃんを施術させて頂きました。日本では馴染みが薄いですが、海外ではオステオパシーによって赤ちゃんや子供、妊産婦の方への施術は頻繁に行われています。赤ちゃんは子宮内での圧力を受け、出産時に鉗子、吸引分娩されてたり、逆子、帝王切開、へその緒が首に巻いていた…等々実はその後の健康に大きく関わるトラウマを持っている場合があります。自閉症多動症などもそれらが誘因で有ることもあるようです。また、成人になってからの身体の不調もお腹のなかにいるときや出産時のトラウマが原因の事も有ります。ですから本当は出産後も出来るだけ早く、出来たらおなかの中にいる時から正しいオステオパシーを受ける事はとても大切な事だと思います。
 次にもう一つ貴重な体験をさせて頂いております。こちらのどかの患者さんのワンちゃんです。先日その患者さんから我が家のワンちゃんを診て欲しいと言われました。歳をとって足がうまく立たないと言われます。オステオパシーでは動物の治療も海外では珍しくないのですが、僕自身は経験がないので「お役に立てるかわからないのですが…」 とお伝えした上で拝見しました。なんとも人懐っこいワンちゃん!基本的に人間と同じように診ましたが施術中も大人しくしてくれました。興味深かったのは「ここよくないのじゃないのかな?」と思う所で吠えてみたり何かしらの反応を示してくれた事です。
 赤ちゃんや動物というのは言葉を話せないだけで、こちらの思いをちゃんと読みとっている気がします。非常に興味深い経験をさせて頂きました。 これからの日本もこうした概念が一般化して、僕もどんどん勉強してオステオパシーを通してお役にどんどん立てたらいいなあと思います。