今週のあれこれ

m-tamaki2007-10-26

今週もまたあれやこれやひとくくりにして書いてしまおうという事ですが、それにしては僕にとっては濃い内容の事が多く、本来であれば一つずつの内容にしておくべきだったと反省しているのであります。
まずは楽しい話から。火曜日は昼過ぎまで仕事をさせて頂き、その後はお休みにして宮島に行ってきました。学生時代は旅ばかりして大の旅行好きでしたが最近あまり新鮮な景色を見ていない・・・。宮島も当然初めてではないですが鹿に癒されに向かったのでした。大鳥居が見えてくるフェリーも良し、鹿と戯れるも良し、当然お参りも良しですが、僕の事なのでついつい食べ物の印象が残ってしまいました。まずは「あなご丼」。その名の通り、あなごがのっている丼ですが、2件並んでいるお店で両方あなご丼やさんなのに何故か片方のお店だけいつも行列が出来るとの事。平日3時位でしたのでさすがに並ばなくてすみましたが、それでも次々途絶えることなくお客さんが入ってきました。それもそのはず、ほんのり香ばしい穴子の味は決してうなぎ丼にもひけをとらないのでした。それにしてもみやじまであなご丼が有名だとは知らなかった・・・。そしてもう一つは有名「もみじ饅頭」でもいまやクリームだのチョコだのは珍しい話ではなく、宮島では1件その場で揚げてくれて食べさせてくれるお店があるのです。意外?やその味はおいしくて呉にもフライケーキという有名なお饅頭がありますがあんこを揚げるというのは結構合うんですね。ちなみにあんことクリームの2種類の揚げもみじ饅頭を頂きました。そしてご存知「焼牡蠣」。これまたその場で牡蠣を貝殻ごと火で炙ってくれてレモン汁?で頂くというもの。お祭りにしてもそうですがこうした食べ歩きで色々な物を頂くというのは心もお腹もいつも癒されます(^_^)。
一転、水曜日には悲しいお話。ご近所のおばあちゃまが亡くなられました。朝予約を下さっていた方々も一緒に皆総出でご遺体にご焼香に伺いました。このおばあちゃま、僕が呉に戻ってきた時、噂を聞かれて膝が痛いからと暫くお家に施術に通っていました。施術後、手を引きながら歩く練習を一緒にしたのを思い出します。そして先に亡くなったおじいちゃんのお話をされる時には「本当に優しい人だった・・・。」と泣きじゃくりながらお話をしてくださってました。とても冗談好きで明るいおばあちゃまでした。天国でおじいちゃんと仲良くされてるかな。ご冥福をお祈りします。
本日NOVAの経営破たんが発表されましたね。隠すこともありませんが僕も5年間ほどお世話になり、お給料をもらっていた時があります。まさか自分のいた会社がそうなるとはいくらこんな時代でも思わなかったですし、それだけ大きな成長を遂げてると思っておりましたが本当に世の中怖いもの。何があるかわかりません。朝から店舗に一人出勤で当然時間外勤務、夜中まで仕事をして営業成績を追いかける・・・などという事もざらだったし、人でのない店舗には県をまたいでしょっちゅう長期出張、その宿舎にはテレビなし・・といった笑い話も数知れず。新入社員だったので、会社とはこんなものかと思いながら確かに仕事環境は今思っても良いものではなかったかもしれないです。けれど、少なくとも職場の雰囲気と、生徒さんとの関わりは楽しかったですね。何か夢をもった人がたくさん出入りする職場で働きたいと思った僕にはその通りの職場でしたし、入学して頂いた以上はやめずに続けて頂きたいと思って受付などでも声掛けしてました。外国人の考え方や文化、フレンドリーで優しい部分に触れれたのはとても勉強になったし、何より今だに多くのお付き合いをさせて頂いている沢山の元同僚と出会える機会を与えてくれたのには感謝です。たまにあって当時のしんどい時の話をするのもまた楽しいもので、今は自営業で人の体を扱う仕事をしておりますが、そんな経験も随分患者様と接するに役に立っていると思います。そしてこういう事をしているとうまくいかなくなるんだ・・・という事も身をもって体験させて頂きました。レッスンハとりあえず休止との事ですがスポンサー現れて無事レッスンを続けていけるよう、お祈りしております。
オステオパシーをやっているとたまにジレンマを感じてしまう事があります。それはオステオパシーに対してではなく、患者様の要求に対してです。最近は整体や癒しのお店も増えて、敷居も低くなっているのでちょっとクイックマッサージ的な意味合いで立ち寄られる方も増えております。一応ここでご説明しておきますとマッサージというのはマッサージ師の資格がないと施す事は出来ません。だから世にあるクイックマッサージという表現のお店にそうした人間がいないと違法な訳です。仮に単に筋肉を揉みほぐすという意味でいうならば、少なくともオステオパシーではそうした事はしません。もちろん骨格だけではなく、内臓、頭蓋、脈管系まで扱う訳ですから筋肉操作などの軟部組織に対するアプローチもありますが、それだけを60分なり行うことはない訳です。さてそこで、上記のように特に大きな症状はなく体感を求めてこられる方に対してはやや的外れになってしまう事がありえる訳です。それは何がどう悪いではなく、その方の趣向の問題なのでそうした方にはそうした場所へ行って欲しいというのが本音です。ただ医学的な観点から言うと、強く筋肉を揉みあげる事はかえって反発で筋肉を硬くしてしまいますし筋肉の繊維や毛細血管を壊してしまう事もあります。炎症がひどい急性期の患部にはマッサージを行うとかえって痛みがひどくなってしまう事もあります。オステオパシーは海外では医学として認知されています。非常にソフトな手技が多いですがよく考えて施さないと危険を伴う手技もあります。そしてそれらは一見ソフトに見える手技でも体に深くアプローチをしています。僕もまだまだ発展途中ですし力量足らずの事もありますが、少なくとも解剖生理学に基づいて安全に患者さんに害のないように施術したいと思っています。そしてそれは症状をとるという事以上にまず何より優先されるべき事だと思います。ご年配の方に強いマッサージをして実は骨粗しょう症で骨折させた、ガンがある患者さんに全身マッサージをするとガン細胞が広がる可能性だって否定出来ません。のどかでは施術前に必ずカウンセリングを行いそうした事を踏まえて施術を行っている事をどうぞご理解下さいませ。