オステオパシーについて~テクニック編11「モビリ(モビライ)ゼーションテクニック」

 

 早くも梅雨が明けました。激しい雨の梅雨とならなかったのは幸いですが、連日強烈な暑さです。皆様熱中症や体調管理にご注意くださいませ。

 今日は久しぶりのオステオパシーテクニックのご紹介です。 このテクニックはある意味あらゆるテクニックの基礎となるもので、本来もっと始めの方でご紹介するか、基本すぎて省こうかと思っていました。

しかし先日セミナーで四肢についてこのテクニックを体系的にやり直せる機会があり、改めてその重要さを再認識しました。「モビリ(モビライ)ゼーション」テクニックというもので、関節の制限(硬さや位置異常)がある時そのバリアの中で(→実はこれが最大のキーなのですがやや専門的になるのでここでは省きます)振幅を与えて関節を正常化していくものです。分類でいうと直接法です。

 書きましたようにこの「バリア」という概念がとても大切でその意味と感覚を理解しているかどうかで、以前ご紹介したマッスルエナジーテクニックやHVLAといった直接法のテクニック、その他全てのテクニックの感覚や効果に影響してきます。

 僕個人は以前ご紹介したGOT(ジェネラルオステオパシックトリートメント)にも組み入れて使うことによって、GOTの再理解や、施術におけるバリエーションを増やしていけました。

基礎にこそ大きな要素が含まれ、基本が何事も大切であることを再確認させてくれるテクニックです。

 また患者さんにとっても、体感があるので心地良いと思いますし、施術後の変化を感じて頂けると思います。

 

※湊は日本オステオパシープロフェッショナル協会の国内セミナー「モビライゼーションテクニック」と「四肢のダイレクトテクニック」を受講、修了しております。

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