科学的?非科学的?

 11月にしては比較的暖かく感じますが今週から温度が下がってくるようです。

 ここ最近ふと頭に浮かんだ方から連絡がある、という事があまりに多く自分でもさすがに「何か特別な能力でもあるのか?」と勘違いしそうになります。(実際には普段そんな能力が自分に備わっているとは思っていません。)

 今までも書いたことはありますが、何気なくふとある患者さんのお名前やお顔が頭に浮かぶことがあります。するとほどなくその方からご予約なりの連絡が入るという事です。これは今までもありました。しかし、最近半端なく多い!毎月来られるような方であれば偶然で済ませられますが、引っ越しをされた患者さんから近況が入ったり、引っ越して1年近く経つ方がが広島へ来られる事がありその際に寄らせて欲しいという連絡が入ったり…。

 この仕事をしていると、初診の方で「オステオパシーって怪しげなものではないか?」と感じているのかな、と感じられる方がおられます。(ご本人は言われまなくとも顔をみていればわかります!)

 勿論、初めてで不安があるのはごもっともなので、ホームページなどでなるべく来院頂く前に「オステオパシー」についてご理解いただけるよう工夫してお書きしているのですが、なかなか難しい面もあります。

 改めて申し上げておくと、「オステオパシー」はとても科学的です。解剖学、生理学、生体力学に基づいて身体を拝見、調整していくので、行う施術そのものはとても合理的です。説明がつきます。

 ただ、そうした事を超えてくると、エネルギーとかエモーションとか目に見えない対象物も入ってきます。ただこれらとて、僕はセミナーでは随分科学的に説明を受けました。

 僕が、当初オステオパシーに興味を持ち、ずっとそれを基本に施術しているのは科学的だと思ったからです。

しかし、この仕事を始めて経験を積むにつれ、また親が亡くなったりして色々思うと、世の中すべて「目に見える事」が正しくて科学的に説明つく事が全てかと思うと、そうも思わなくなりました。

最初にお書きしたような、科学的に説明がつきにくいような事がいろいろ身の回りに起こるのも確かだと思うし、それはそれであるんだろうなと思います。

 とにかくも、多くの方がのどかに思いを寄せて下さり、来院頂くのは有難い事です。思いに応えられるよう、これからも頑張ろうと思います。