懐かしいお顔

 前回ブログはお盆中の集中豪雨真っただ中、お店も臨時定休日にさせて頂き自宅におりましたが、自宅は自宅で呉の山あいなので土砂やがけ崩れがないとも限らない、という事でヒヤヒヤ過ごしておりましたが幸い無事に乗り越えて、落ち着いて仕事に集中しております。ただ全国のあちらこちらで被害も出ており心よりお見舞い申し上げます。

本当に、今の時代こうした災害も紙一重、いつ自分に降りかかるかもしれませんし、コロナや猛暑しかりなかなか安心できる環境が少なくなりました。

 そんな中、ここ最近ののどかでの傾向は「少し懐かしい方」の来院が多くなっているという事です。これは「治療院あるある」で一時的に同じような状況や症状の方が重なるというのは良くあります。またそうした方の顔や名前がふと僕の頭に浮かんですぐに連絡を頂くのです。本当に不思議です。

 本日も数年ぶりのご来院の女性が来られました。詳細は書けませんが色々ご苦労され、精神的な不調を長年抱えられた状態で以前施術を繰り返しておりました。施術中に涙を流された事もありました。

 そして今回。ここ1年2年で勉強した頭蓋や脳に関するアプローチや電磁波を意識した施術はこの方に合うんじゃないかな、なんて思っていたところに急なご連絡が入ったのです!

施術家として、やはりこういう事を知っていればもっと良い結果が導けたかもしれない…と施術後に感じてしまうのが一番つらい時間です。勿論、徒手療法の分野でどこまでお役に立てるかというのはありますが、人体というものへの考え方は際限ない訳で学んでも学んでもゴールはありません。

ホームページや広告などでよく「ゴッドハンド」などと紹介されている施術家をみかけますが僕にはよくわかりません。学べば学ぶほど自分の無知を知ってしまうので、とても自分をゴッドハンドなどと呼ぶ気持ちにはなれません。

本日の方も、すぐに当時に戻り冗談なども言いながら施術も進み、施術後も喜んで頂けたようでした。そしてここ最近だけで同じように少々間の空かれた数年ぶり、といった方々からのご連絡を多く頂けたのです。

 50歳も近くなってきた僕ですが、自分なりにバージョンアップしながら以前来て頂いた方にも、より進歩できたオステオパシーをお届けできたらよいなと思います。