オステオパシーについて15〜身体は繋がっている(延長戦)

前回で身体はつながっているシリーズは終了と書きましたが1回延長です。
前回まで身体の様々な組織が解剖学的につながっていて、ある身体の組織の問題が身体の離れたところに症状として悪影響を与える事がありうるというお話をしました。
つまり身体を一つのユニットとしてみましょう、という事なのですが、それは単なる解剖学的身体の問題だけではなく、「精神や魂」といったものも含めて人間をとらえましょうという事も含まれます。
人間は機械ではありません。感情をもった生き物です。オステオパシー検査も様々なやり方があってまたお話をしようと思うのですが、ただ機械をチェックするように検査したら良いというものではない所が難しくもあり興味深い所です。
 ゴールデンウィークに頭蓋分野のオステオパシーセミナーに参加したと書きましたが、その時練習したやり方の一つは、患者さんの頭に手を置いていると、身体が良くなろうとする場所に「光」のようなものを感じるのです。
またある時には「魂」を感じるという訓練をしたこともあります。手を胸の奥深くに意識で入れていくとテニスボールのような「光の玉」を感じました。
冗談ではなくこれは本当の話です。現実的に存在として感じるのです。
のどかにお通い頂く看護師さんが言われていたのですが、生きている人間と亡くなった死体とではあきらかにそこに生命力の存在の違いを感じると言われていました。たぶん一般の人が見ても何らかのその違いは感じるのではないでしょうか?
臨床の話で書きますと、鬱的症状をもって来られる方の例では過去に家庭環境やその他何らかの感情面の問題を生じた事がある方が多いように思います。
つまり、身体の悪症状は様々なトラウマ、感情、エネルギー的な問題が悪影響を与えているのです。
このようなお話にご興味がある方は偉大なオステオパス「ロバートフルフォード」ドクターの著書、「命の輝き」という本を読んでみて下さい。人間の奥深さとオステオパシーの素晴しさを感じて貰えると思います。
 僕は施術中クライアント様とコミュニケーションをとりつつ、身体の組織に加えて感情面、そして最近は特に環境因子や食事内容など様々な事も考慮してお身体を拝見するようにしています。
 幸いそうした様々な要因に対する道具もオステオパシーの施術の中にはありますので(いずれその具体的内容も書いてみたいと思いますが)、身心共により良い状態になって頂けるように努めていきたいと思います。
人間は存在そのものが奇跡、小宇宙です。もっと自分自身も周りの人もいたわってあげて欲しいなと思います。
 
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