パーカッションハンマーセミナーについて

 お盆も過ぎましたがまだまだ暑い日々、皆様体調はいかがでしょうか?
よく言われますが、ここ2〜30年前を振り返っても夏はここまで暑くなかったはずです。暑いと言われる日でも日中は30度を過ぎるかどうかで、体育の授業などでも熱中症に気を付けて、などという意識は正直なかったです(水さえ飲むことを許されなかった…)。
 最近では35度を超えるのは当たり前、暑さで亡くなったり運ばれたりすることが日常茶判事というのは異常だと思うのですが、もはやこれが常識となりつつあります。やはり温暖化の影響でしょうか、あと数十年経ったらどんな夏はどんな世界になっているのでしょうか?
 そんな暑さの中、日本や広島はスポーツでも熱かった!高校野球に、リオオリンピック、カープも一時巨人に迫られてその時は僕もお通夜状態でしたが息を吹き返してマジック点灯も目前です。この秋に歓喜を迎える為にもあともう一息頑張って欲しいですね)^o^(
 そんな中、僕はお盆中に神戸で開かれた「パーカッションハンマーセミナー・アドバンス」に参加して来ました。
以前ご紹介した、のどかにも置いてある「いのちの輝き」という本の著者ロバートフルフォードドクターが開発、使用してしておられたテクニックです。
 フルフォードドクターと言えばオステオパシー界では、野球界でいう長嶋茂雄みたいな人かな?いや、広島では山本浩二ですね!とにかく優秀、有名なドクターで既に亡くなられているのですが、その一番弟子であるリチャードコスドクターが講師を務めて下さいました。
テクニックと言っても「パーカッションバイブレーター」という器具を使います。カタカタと振動を起こす機会なのですが、当然の如く整形外科や接骨院などのマッサージ器のようなものではなくオステオパシーの原理に基づいて使用されます。
しかしながらそこには解剖・生理学を重要視するオステオパシーにおいて更にエネルギーという概念を本格的に導入しており、当初はオステオパシー界でも多少違和感を感じられていたようです。
セミナー内容を細かく述べると当然話が長くなるわけですが、簡単に言いますと人間には生命エネルギーという一見目に見えない物が確実に存在する。そしてその生命エネルギーというのは言い換えれば「動き」である。逆にいうと動きのないものは「死」んだ状態と言えます。人間は息を止めてじっとしていても細胞一つ一つが動きを持っているという事です。
そして「動き」というものをもう少し具体的に表すと「振動数=周波数=波」で表現されます。つまり施術者は身体全体を診て、生命エネルギーの落ちているところ、すなわち動き、周波数の減少しているところを見つけて、そこと同じ周波数の波をパーカッションバイブレーターという道具を使って起こします。
同じ周波数を重ねることで波というのは共鳴し、より大きな波=生命エネルギーを引き起こし、その部分の機能を回復させ身体全体から生命エネルギーの滞りをなくし、身体全体を生命エネルギーがスムーズに流れるようにさせるという目的を達成させる訳です。
 ちょっと難しい話を出来るだけ簡潔に書きましたが、こう書くと単に硬いところをブルブルマッサージしているという事を理解して頂けると思います。
もちろん、人間の手ならではの良さもある訳ですが、事故や外傷などは勿論、大きなエネルギーの滞りを生じてしまった場合、機械による共鳴、増幅機能を利用することでより効果的に症状の減少を図れるように思います。
早速、セミナーより帰宅して日々の臨床で使用しておりますが素晴らしい結果が出ております。
 どんなよい道具(テクニック)があっても取り扱う人間に力量がないとそれをうまく使いこなせず、良い結果は生まれません。オステオパシーにある沢山の素晴らしいテクニックを、患者さんの状態に応じて臨機応変に取捨選択してより良い結果に導けるようにこれからも精進していきたいなと思います。
 本当にオステオパシーは奥深く、興味がつきません…)^o^(