おすすめ本

m-tamaki2010-10-22

生活も落ち着き、色々思いふけっているとブログのペースも思わず上がってきてしまいました。
先日とある本を購入。約2日で完読。そのタイトルも「無敗の法則 ヒクソン・グレイシー」。本当に素晴らしい本でした。
ヒクソン・グレイシー(以下ヒクソン)とは総合格闘家グレイシー柔術という日本からブラジルに渡った柔術という技術をアレンジした技を武器にどんな攻撃も許される戦いで400戦以上無敗を誇った伝説の格闘家です。日本でも有名な高田信彦なども戦いあっけなく敗れてしまいました。
もともとプロレス、格闘技などは好きで観ておりましたがこの人だけはそのオーラ、コメントその他が他の人たちと全く違うのです。「こんどの試合でやっつけてやるぞ!!」的な事は一切無く、戦いに備えて自分自身どうあるべきか?といった非常に哲学的なコメントが多く、雑誌などで注目して読んでおりました。そしてこの度初めて一冊の本となってその考えにより深く触れられる事になった訳です。
恐怖やプレッシャーに対する対処法、意思を持って自分らしく生きる事、心の持ち方次第で全てが変わる事、愛を持って正しく生きる事、極限の戦いに身をおいてきたヒクソンのコメントを読んでいると、体にエネルギーがみなぎり夜中本を閉じて床についた後も交感神経が刺激され寝つきが悪くなった程です。それらは本屋のビジネス棚にある、金儲けの為のエッセンスをコンサルタントらしきが羅列した木の枝葉のようなちんぷなものではなく、大きな木の幹のような生きる上で大切な根幹について書いてあります。この本を読んでいたら自分自身もっと強い意志をもっていたいし、もっと強い肉体と精神をもっていたいし、人に対してもっと優しくありたいと思わせてくれます。そして数年前、一年前より以上にヒクソンの言っている事が理解出来るようになった気がして少しばかり自分自身の成長も感じられました。家のみならず、職場にも一冊買って適時開こうかと思っている位です。
自分の身の回りにはいろんな人や機会が沢山のチャンスとして通り過ぎている。それに気づく感性を大切にして一歩踏み出せば人生変われるのに、それをせずして回りの人や国や政治のせいにしたりする。この本を単なる野蛮な人の本か・・・と見向きもしないか、ちょっと視野を広げて全く興味の無い分野の人の本でも目を通してみるか?意外と人生変わるかもしれませんよ。