第二章

前回お書きしたように26日は倉敷店の最終日でした。最終日まで倉敷店らしく夜10時30分までの施術で、よく来て下さってた5年以上のお付き合いの患者様で締め括りとなりました。しかもちょうど立ち上げ時に一緒に始めたスタッフが最後に立ち寄って下さり、そのスタッフもその患者様を知っていたので3人で施術前に昔話に花が咲き、さながら6年前と同じ空気が流れたのでした。
倉敷店は僕が初めて立ち上げたお店です。当然最初は患者様が全くいないところから、そして自分自身の技術や経営についてもまだまだ未熟、不安に襲われる事もしばしば。
僕は未熟な自分なりに個人事業主を続けるのであれば常に意識しているのが「勇気・信念・情熱」です。不安でもまずは一歩踏み出す勇気、そして「正しい事をしていれば必ずうまくいく」という信念、そしてそれをやりとげようとする情熱。それらを思い浮かべてたら何となく当時の不安もかき消されていたような気がします。
そして何より自分についてきてくれた患者様。始めた当時は恥ずかしながらまだまだ技術も未熟だったと思います。そしてその間勉強して幾分技術や知識も身についたかもしれません。しかし如何に簡単に治せてもすぐにいなくなる患者様もいれば、当時のように良い結果がなかなか出なくても6年近くのお付き合いになる患者様もいる。もちろん技術や知識は高めないといけないのですが、不器用でも一生懸命な部分、そこにこの仕事の大切な部分と面白さがあるような気がします。
そしてやはり6年間怪我や病気で休む事無く毎週通い続ける事が出来た事。これは大きな自信になりました。いやいやであれば出来なかっただろうし、実際とても楽しかった。そしてその気持ちがあれば体の状態さへ好転させてしまうという事を体感しました。
さて、そんな思い出深い倉敷店にも一区切り付きました。海田店に到着した倉敷店での使用物を見ると今更ながらじわじわきたりしますが、そうも言っておられません。これからはまさに自分自身次へのステップ、第二章に突入していきたいと思います。