夏休み〜秋の気配

m-tamaki2009-09-03

季節は移り変わり9月も数日過ぎました。民主党圧勝による政権交代実現、新型インフルエンザが流行の兆しと夏を惜しむ間もなく世の中は移り変わっていきます。
そんな中僕は日本人として四季を感じる心を忘れてはいけない(少し大げさ)と強引に8月終わりの週末は完全休みにして高速道路1000円の恩恵に預かり四国を旅してきました。
サラリーマン時代には出張と称しさんざん行き渡った四国、だからこそ久々に大きな太平洋が無性に見たくなったのでした。ルートは高知から室戸岬、そのまま北上して徳島、香川とほぼ半周、瀬戸大橋を往復して倉敷には立ち寄る事なく呉まで一っとびです。これを一泊で行ってきたので少々ハードでしたが車の運転ならどこまでも、ガソリン魂の僕にとって車の運転はなんの苦痛でもあらず、むしろ果てしなく運転するその時間が至福の開放感なのです。
とはいえ、水平線の彼方に夢を見て、山々の緑の匂いを感じ、見るもの全てに感動をしていた学生時代の旅のようにはいかず、今回は主に食事が思い出の旅となりました。歳を重ねるというのは色々な経験を積んでいくと同時に色々なものも失っていく事なのでしょうか・・・。
ともかくも、高知の有名なお寿司屋さん「おらんくや」の大きなネタに有名な屋台での焼ギョーザ、同じく高知のひろめ市場や日曜市での新鮮な果物、特徴は生卵である事を初めて知った徳島ラーメン、どれもとても美味で楽しい旅の思い出となったのでした。そして、むしろこれが一番の思い出だったかも・・・、高知桂浜で初めて抱っこした土佐犬の子供はとても素直で可愛らしかったです。
南国特有のムッとする暑さで未練がましく夏を満喫したのですが、戻ってみると瀬戸内はすっかり秋の気配となっておりました・・・。