平和な時代?

m-tamaki2008-03-28

本日よりプロ野球開幕!大のカープファンであります僕はラジオを聴き聴き、そして家に帰って録画分の本日開幕戦カープ対ドラゴンズを見ました。前評判は決して高くないですが、お金に物を言わすでなく総合力と、若さと、俊足でなんとか上位に食い込んで欲しい(>_<)。そしてそんな今年の可能性を十分に感じさせてくれるゲームでした。市民球場ラストイヤー、来週火曜日には今年の市民球場初戦に観戦、乗り込んで参ります(*^_^*)。
そんな広島のチーム。この広島の地で平和に野球を応援出来るなんてとても幸せで誇らしいと思わなくてはいけません。
昨日海田店に看板を見かけたと70代の女性が来院されました。その方は原爆の被害にあわれた方でした。お見かけする限りはとてもそんな風には見えなかったですがガンを患った事もおありだし体がだるくなるとの事でした。しかも被害にあわれたのは爆心地からおよそ800メートル程。正直これはかなりの確立で亡くなっている方が多い圏内です。オレンジ色の光が迫ってきたと思ったらその後の記憶は気絶してなかったとの事でした。女学生の時新しい鉄筋の校舎ではなく木造の校舎にいたので下敷きにはなったけど上手く隙間が出来助け出されたとの事です。その後の出来事はまさに阿鼻叫喚の地獄絵図、皮膚の垂れ下がった兵隊さん、からだにうじがわいてもどうする事も出来ない学生、死体を山積みにしていき火を放つ男性・・・と施術の間中そうしたお話を聞かせて下さいました。
そういえば大学以降住んでた岡山ではましてやそんな話聞く事もなく、広島に戻ってからもまじまじと考える事は普段の生活ではありませんから正直ショックでした。本当に平和ボケ、のほほんと暮している自分を改めて感じましたし、そんな思いを体験された方に比べればどんな事にも耐えられるんじゃないかと逆に勇気を頂いた1時間でした。
そして印象深かったのはそんな地獄の最中でも人の温かさを感じたという話でした。体中が血だらけで黒い雨にも打たれたその姿をみて、川から船で逃げる際その女性を真っ先に船に乗せてくれた男性の話。その血だらけの服を水で洗い流してくれた女性の話、同じように被爆しながらも90歳後半まで生きられたお母様の話。毎日のように起こる殺人事件、身内でさへも刺されバラバラにされ、見知らぬ人なら駅のホームから突き落とされる時代です。もちろん女性が経験されたような事は起こしてはいけないのですが何がどう平和で今が気持ちの面で本当に豊かなのか考えさせられました。
少々辛い話でしたが書かずにはいられませんでした。