オステオパシーとは?〜2

少し固い内容が続きますが、今日はなんで僕がオステオパシーに興味を持ち、これ程情熱を感じてしまっているか、についてです。
そもそも僕が健康関連に興味を持ったのは、脳卒中で寝たきりの母親のリハビリの役に立てば、またサラリーマン時代に体調を崩したりした時当時のお客さんの勧めでマッサージに行ったりしたのがきっかけです。
そして全身の骨格や筋肉の歪みを正す事、一般的に「整体」という分野の勉強を始め、色々な各種療法に対する知識も広がっていきましたが、その中でも先日ご紹介した「オステオパシー」に興味をもった訳です。
その歴史や内容は簡単に先日ご説明しましたが(オステオパシーとは?〜1http://d.hatena.ne.jp/m-tamaki/20070726)なんで僕がそんなオステオパシーを主体に施術をしているかというと、簡単には以下の理由からです。

●手技療法として非常に安全なテクニックが多い事。
 →手技療法ではまず患者さんに対して害を与えないというのが一番大切です。そ   の意味では強いボキボキ整体やカイロプラクティックよりは、テクニックや考え  方からよほど安全性が高いといえます。
●それでいて絶大な施術結果を得る事が出来る場合が多い事。
 →これは施している僕本人、そして先陣の素晴らしい臨床結果からそう言えます。
●日本はともかくも外国では社会的にその歴史、哲学、内容がしっかり認められた療 法である事。
 →アメリカでは医師と同じ手術や投薬の権利が与えられ、他の国でも大学などの教  育機関が多く存在しています。
●筋骨格系だけでなく神経・脈管、内臓、頭蓋など体全体に対するアプローチが出来 る事。
 →これは僕自身勉強していて対象が幅広くて興味が尽きません。
●考え方やテクニックそのものがとても美しい事。
 →最近特に感じます。一見何をしているか分かりにくい手技もありますが、体の中  の液体の流れを感じながらとてもパワフルな作業をしています。
●解剖・生理学に立脚した内容で客観的に施術結果に対して説明がつくこと 
 →この部分は大切で、僕は患者さんに施してあげた事に対して説明責任(なんか政  治家みたいですが・・・)があると思います。よく特別な能力を持つ人だけが使  える技術(詳しくないので違ってたら申し訳ありませんが気孔とか、ひどいと霊 能 力とか超能力とか)で施術されているものもあります。そうなると客観的に患者さ んを納得させてあげられない気がします。もしそうした説明をして患者さんが自分 の施された事に納得をされたら、患者さんは安心されるし症状の軽減にもなると思 うんです。(正し、施術者と患者さんの間に信頼関係が成立していれば、言葉は要 らない安心感というのもあるとは思いますが・・・)。
特にこうした手技療法の分野は日本では絶大な権力を持つ医師から軽く考えられてる傾向もあります。しかし海外ではオステパシーは医学として認知されてますし、日本でも志あるお医者さんはオステオパシーセミナーなどに勉強に来られています。
そんなこんなで僕はオステオパシーに出会えた事に感謝してますし、デュレル先生が励まして下さった様に自分の天職だと信じて身を削っていきたいなと考えているのです。