リフォーム日記

日記の中でちょくちょくお知らせしておりますが、のどか呉店、兼僕の自宅ですが先週よりリフォーム本番に突入しました。打ち合わせにかれこれ3〜4週間、そして先週から約3週間位の工程です。
とかくこのような大金を叩く場合は色々な業者の話を聞いて比較、値切り?などをしながら交渉していくべきものなのでしょうが、男性一人女性一人で現れたその業者さんのアットホームな対応、なんとも嘘をつけなさそうな雰囲気に僕は打ち合わせを重ねるうちに信頼を寄せていき、元来のいそぎっぱやな性格もあいまって初めて相談させて頂いたリフォーム会社それ一本でお願いをしたのでした。(後から近所の方の噂で、結構呉では老舗でしっかりやってくれると評判の建設会社なのだそうです。僕は電話帳で気軽に問い合わせをしたのですが・・・)
僕の自宅は一軒家の二階建てで1階は施術部屋と水周り、居間というのが主な構成です。二階は台所一つとその他部屋が3つあります。
僕の祖父が立てたらしい昔の家にしては割と大きい方なのでしょうか。それにしても特に水周りなどは僕が小さいときのままなのでとても綺麗とは言えませんし、施術部屋もやはりそれらしく白い壁紙にするのが念願なのでした。
そんなの諸々で、1階はお風呂、トイレ、洗面所全て新しく、居間と施術部屋も床をフローリングにして壁紙を白くする、そして今に至っては押入れを取り壊すという大作業です。
2階はやはり畳の二部屋をフローリングに、狭い台所の部屋を拡げて大きなダイニングにするというこれまた大作業です。
先週は特に解体作業もありましたので音などご近所に申し訳感じ神経をすり減らしつつ生活し、いざ取り壊しが終わると今度はお風呂が入れない、あたりは土壁が現れている・・という始末です。
お風呂は恒例のサウナに入りに行ったり広島店のシャワーを使うことも出来ますが、なんとも中途半端な形の家の中で過ごすというのは気持ちが落ち着かないものです。
しかしながら、今回改めて思ったのはやはり職人さんの腕というのはすごいですね。あれだけの取り壊し作業を二日でやりきってしまわれるし、いざ作り始めると見る見るうちに壁にベニアが貼られ、こちらが素人ながらにお伝えするご無理もすぐに消化して実行してくださいます。そしてまた、お客様も様子を見ておっしゃっていたのですが昔の家の強さというのも改めて思いました。純粋な日本の木を使い、そして骨組みの本数も今建てる家より何倍も入っている。そしてその上に土壁を塗り、竹で編んだ枠もビニールではない強い紐で編んである。今新しく建てられている家よりもこうした昔ながらの作り方をしている家は冬場の温度が2度から4度も違うそうです。
そういえば世界で最も古いといわれる木造建築の法隆寺も、阪神大震災クラスの地震にも今だに耐えられる設計なのだそうですが、先人の生きる為に身につけられた昔の技術というのは素晴らしいものです。そういえば先日のセミナーで見せて頂いた19世紀のヨーロッパに残っている解剖学の図があったのですが、現在の解剖学の図よりもより精巧に描かれているのです。整体の技術も最近古きよき技術というのが新たに見直されていますが、そうした先人の素晴らしい智恵を見習わないといけないなあと感じさせられる毎日です。
それにしてもあと2週間強・・・。はやく落ち着きたい(>_<)