体が一番?

頬を撫でる風は幾分冷たさを感じさせるようになりました。中途半端な季節と思われがちな秋ですが、去り行く夏の影でまるで精一杯自分の存在を誇示しているかのようです。そしてそんな秋が僕は好きです。食べ物がおいしいから・・・(*^_^*)。
さて、先日のどか倉敷店でのお話です。園児達をお世話されている先生が今背中や腰の辛さから定期的に通われています。園児達はとても元気良く、その先生も20台半ばとはいえその元気さに一日中お付き合いするのはとても骨が折れるそうです。また教材などの準備の仕事は家でも続き、予想に違わずハードなお仕事なのだそうです。僕も人とお付き合いするお仕事。人様と相対するというのは心身ともにハードです。またその先生も僕も人に対してエネルギーを与えるという意味では常に自分の体調を良い状態にしておかなくてはいけません。そんな話からふと僕が「やっぱり体が一番!健康に注意しなくてはいけませんよね。」とこんな仕事の人間でなくてもよく言う台詞を、感情込めて漏らしたところ、その保育士さん「・・・そうですかねぇ?」との返事。なんともなく「そうですね。気をつけないとね」と当然のお返事が返ってくると思っていたのですが意外や意外。真意をお聞きすると先生曰く「体が不自由でも、病気になっていても幸せを感じて楽しく暮らしていらっしゃる方もたくさんいる。逆に体は問題なくても殺人事件とか信じられない事件を犯してしまう人もいる。要は心の健康の方が大事だと思いますよ。」との事。ウーン。参りました。「体が一番!」といえば確かにそう聞こえますが先生の言われる事はごもっとも。心の健康も伴って初めて幸せを感じられるのですよね。
何気ない会話にもちゃんと自身の考えをもっておられるこの先生に育てられる子供達は本当に幸せですよね。