心・技・体

広島市民球場。

本日もまた雨。五月晴れとはたった2日程のご対面でありました。そして僕の心も雨。朝からご予約の方、バス停までお迎えに上がっていたのですが(呉はバス停からのどかまでがきつい坂道が続くのでなるべくそうしております)40分程しても現れず。行き違いがあったのかと家に戻り約1時間程して急用で行けなくなったとのご連絡。調子も良くなったと結構喜んでいた方だったのですが・・・。「人をなめることもせず、人になめられることもしない、そんな生き方が正しい生き方」麻雀で20年以上無敗、人生哲学の本なども書かれている桜井章一さんが本でこのような事を言われていたと思います。どうにもならない所用であったのだろうとただただ心を広く保とうとしております。
さて、最近「心・技・体」という言葉を意識するようにしています。またかとお思いかもしれませんが今年の赤ヘルカープ。「ALL IN」を目標に、新監督のブラウン監督の下日々熱い戦いを見せてくれています。順位的にはまだまだという感じではありますが、選手の起用法、働き振りを見ていて随分昨年までとの変化を感じます。昨年まで力がありながら期待に答え切れていない印象のあった選手が随分と今年力を発揮しています。そして少しばかり結果を残せないからといってすぐに代打を出すとかそういった作戦をとらないのですね。その結果4月は1割にもみたない打率だったルーキーが今は活躍を始めています。どうしてでしょう?
「心」。ここでは根性論的な事を言っているのではなくて(特にのどかに来られる方は言わなくても頑張られて、頑張りすぎた結果調子を崩している方が多いですので)、自分の能力を最大限発揮できる心の持ち方を維持していくよう努めることの大切さを感じます。人間は潜在能力の3%位しか使い切れずに死んでいく、という事を読んだことがありますが、ブラウン監督は選手の潜在能力を見極める力が高くてそれを信じてあげる、人との信頼関係を築く能力の高い方なのかなあという気がします。そして選手の側も自分の長所を生かすように思考して良い結果を導く事が出来ているような気がします。つまり人間は心の持ちよう次第で能力の発揮の仕方に随分と差が現れる、結果が違ったものになる、そう思って僕自身も考えるようにしようと思っています。能力を上げるというには時間がかかると思います。すぐにすぐ向上させることの出来ない自分の能力なら、まずはそれを最大限発揮できるように考えたほうがいいですよね。
「技」。これは僕の立場であれば整体の技術ですよね。これは言うまでもありません。仕事としてやっている以上プロである訳ですから、人様の心身をより良い状態に出来る技術をもっていないと行けませんし、少なくともその努力を惜しまないというのは当然の事です。
「体」。人は健全な体力がないと気力が出ません。よく「病は気から」と言いますが、根性論的に体をついていかそうとしても限界があると思います。特にのどかに来られる方で自律神経的な症状の方はとかく「心のせい」として扱われ気の毒な気がします。もちろん原因としてそういったものはあるでしょうし、原因となるストレスを取り除くことが大切な治療法ですが、それと共に体の面から辛い症状をまず軽減していくと気持ちも随分と楽になり余裕が出るものです。僕でいうと仕事前や合間で行う散歩やストレッチが随分と仕事の質に影響しているような気がします。まずは健全な体作り。気持ちのコントロールが難しいと思う方は、まずはこの体を整える事から行うと意外と気持ちにもゆとりが出てくると思いますよ。