読書の冬

寒い寒い(>_<)。すごい寒波は過ぎたようですが相変わらず寒いですね。僕は寒波の期間は岡山にいたのですがなんと恵まれているのか広島でさへ雪が積もったらしいのに岡山は大丈夫でしたね。とはいえ寒いのは変わりないわけで皆様風邪など引かれてないですか?
さて、僕はというと読書の秋はとっくに終わりを告げたというのに遅ればせながら最近読書にはまっています。しかも普段からよく読んでいる整体関係や経済関係の本ではなく、小説やエッセイを読み始めたのです。さながら「読書の冬」といったところでしょうか。正直小さな頃からあまり小説は好きでなく、学科も国語より数学のほうが好きでした。「なんであんな答えがまちまちな教科に答えがあるんだろう。人によって感じ方違うんじゃないかなあ?数学のほうがはっきり答えがでるのに」などと漠然と言い訳を考えていたように思います。
しかし考えてみたら大人になると答えがない事のほうが多いですよね。むしろ自分で問題を感じたり作り出す能力のほうが大切で、また人によってその答えの出し方や結論は様々です。それを自分なりに受け入れたり解釈したりしながら成長していくような気がします。
そして少し前に「感性」のお話をしましたが小説を読むということはそれを鍛えるにもすごくよいかなと思ったのです。昔は映画のことを「活動写真」と言っていたそうですが、絵すらない小説を読み進めるにはその読み手の感じ方やイメージの仕方で随分と情景や行間の読み方が違ってきますよね。またエッセイもその作者の人生観や感じ方が凝縮されていて色々感じさせられることが多いものです。
手始めといってはなんですが五木寛之さんの「愛について」という本を読んでみました。単なる恋愛本ではなく、自己愛、家族への愛、仕事への愛、物への愛、いろいろな形の愛がそこに説明されてます。インパクトに残ったのは仕事への愛かな。仕事への愛とはそこに「使命感」を感じられるか、そんなことが書いてありました。
また小説は最近の方は多くて選択肢に迷ったので取りいそぎ昔教科書で勉強した「三島由紀夫」や「谷崎潤一郎」「夏目漱石」といった方々の本を買って読み始めたのですが、これがなかなか国語のテストで「主人公の心情をもっと考えてみましょう」と赤文字で書かれていた自分とは思えない位、はまってしまっております。そのうち読書感想文でもこの日記で書き始めるかも知れません(^_^.)
寒い冬、正月も来るしこたつで本でも読んでみるのも良いのではないでしょうか。何か、最近の作家から、そのた色々面白い内容のお勧め本があったら教えてくださいね。