腰痛2

 本日呉より。自宅庭をいじり始めて約半年、少しずつ自分の好きな庭木や果樹を植えてきたのですがだいぶ格好がそろってきました。この半年で植えたのは梅、バラ、雪柳、さくらんぼ、紫陽花、オリーブなどなど。まだまだ小さいのであきスペースも目立ちますが来年幅広く咲き誇ってくれるのが楽しみな今日この頃です。
 さて本日は忘れられない内に腰痛の2回目をお話してシリーズ化しておきたいと思います。前回のぎっくり腰に続いて腰痛のうちよく耳にされることと思う「椎間板ヘルニア」ついてです。人間の背骨は椎骨という一つ一つの骨が組み合わさってできているのですがその間には椎間板という軟骨があります。またその椎間板の中には髄核といわれるゼリーのような物質が入っているのですが、その椎間板が背骨の圧力で膨隆して神経を圧迫したり、ひどくなると中の髄核が飛び出して神経を圧迫しひどい痛みや神経障害を起こすことになります。神経障害まで起こすと歩くことすらままならないというつらい症状になります。その症状の出方、場所などを細かくお話しすると長くなるので省きますがよくご相談を受けるのが手術をうけるかどうかという問題です。結論からいうとよほどの症状をのぞいて今は保存療法で経過を見守る方が多いようです(もちろんご本人とお医者様での最終的な判断となりますが)。というのも手術をしても脊椎をさわるというリスクが伴いますし予後が完治すると言い切れるものではないようです。またこの髄核が自然に吸収、消滅していくことも多いのがわかってきたのです。しかしながら症状として尿、便失禁や足の麻痺などが認められる場合は神経が死んでしまう可能性があるので早急な手術を要することもあるようです。ちなみにこの「椎間板ヘルニア」、上記のようにゼリー状の物質や軟骨が関係するだけに歳をとってよりもむしろ若いうちになりやすいので重いものをもったりする事の多いような方は若いとはいえ、注意されたほうがよいですよ。
 今回2回目ですが前回も書いたように腰痛は本当に幅広い原因が考えられますし一つの原因とは考えられない場合もあるので術前にはよくよくお話をお聞きして施術しております。いずれにせよ皆さんの日常生活が大いに関わっている症状なので普段から注意をしてお過ごし下さいね。