人間は中身

 本日呉より。昨日事故による通行止めに巻き込まれ帰宅したのも午前1時前。さながら、大雪で呉に朝6時ころ帰宅した悪夢を思い出しました。
 さて、しばらく難しい話が続いたので少し一休みしましょう。昨日車やさんに立ち寄りました。実は実家のガレージに止めるときお客さんがこられるのがみえて、急いでとめたところ軽くこすってしまったのです。そんなひどい傷ではないし、しばらく放っておいたのですがそこは我が愛車ブルーのデミオ(そんなたいして高い車ではありませんが・・・)。過酷な走行にも耐えてくれ4年程で9万キロに近づこうかというのに結構きれいにがんばってくれています。なのでたいした傷ではなくとも直しておいてやろうかと親心が芽生え、試しに聞いてみたのです。これが約2万円程で直るとのこと。まあそれで気にならなくならとお話を伺ってると、どうやら10万キロが近いデミオ君はこれから部品を変えていったほうが長持ちはしてくれるらしいのです。するとそれなりのお金もかかってきます。板金一筋うん十年のその親父さんの持論はこうです。「外見がどれだけきれいでも中身がいかれるとどうにもならん。2万でこの傷直すくらいなら早め早めにエンジンルームにお金をかけてやったほうが長持ちするでえ。わしはこんなけえ商売にならんこというけどほんまの事いうからお客さんがようついてくれるんじゃ。顔はえらい怖がられるけど。車も人間も外面じゃない。中身じゃな」顔のことはさておき随分説得力のあるお話で、その後車についての詳しいお話をしてくださり、随分と聞き入ってしまいました。
 ある意味僕も畑は違えど技術職。技術を高めて施術効果をあげていく責任があるのですが、それ以上に人を癒せる人間力もいっそう高めていかないといけないなあと改めて感じた親父さんのお話でしたよ。
PS:こんなデータがあるという話も聞いたことがあります。車の外見に気を使う人は運転も注意深くするから事故が少ないらしい・・・