整体って!?

 本日は国際的でしたよ。外国のお客様がこられました。のんびり田舎の(近所の皆様すみません(>_<))この付近で外国の方はとても珍しいです。なにやら50年も前に知り合われイギリスへ奥様が嫁がれたそうです。そして今回奥様のふるさと呉へご主人様と里帰り。その最中72歳のご主人さん、手を伸ばした瞬間にぎっくり腰となられたとの事です。ぎっくり腰に対する対処はまた別の機会でお話するとして、随分楽になられ、「明日にはロンドンマラソンに出れるぞ!」と陽気なジョークを飛ばして帰っていかれました。
 さて、この方は本国イギリスでも腰の治療としてオステオパシーに通われているそうです。皆様は聞かれたことがありますか?僕のお店は「ソフト整体のどか」という名前で「整体」という言葉を使っております。でも整体って結構敷居の高いイメージを持っていらっしゃる方も多いと思います。着物を着て仙人のようなひげをはやした男の人が「ボキッ!ボキボキッ!!」という音ともに首をひとひねり。患者さんは冷や汗を流しています。「整体」ってそんなイメージがありませんか?実際、確かにそういう方法で効果を上げている方もいらっしゃるかもしれませんが、のどかで行う手技はそういう方法はとりません。僕の場合は「メンタル整体学院」という岡山の学校と「東洋オステオパシー学院」という大阪の二つの学校を卒業したのですが、二つともオステオパシーを基礎とされた先生です。オステオパシーとは西洋の外科のお医者さんが開発された手技療法で、実際欧米ではオステオパシーのお医者さんは一般の医者と変わりなく投薬や手術も行います。だから東洋医学的な「つぼ」や「経絡」のような考え方と異なり、生理学や解剖学などの西洋医学的な考えを基礎として施術していきます。(ちなみに日本では医師しか投薬、病名診断などを行えません)
 施術自体もボキッ!とさせるものではなく、筋肉をソフトに緩めながら姿型調整を行うものですので、女性やお年寄りでも安心して受けていただけます(症状によっては整体対象外と考え施術をお断りするケースがございます)。また、マッサージとも異なりますよ。患部をひたすらもむということはいたしません。お一つお伝えしておくと筋肉というのは強い刺激を与えすぎるとかえって緊張して硬くなりますよ。いずれにせよ、よくお話を聞いてくれて、説明をしっかりしてくれる、また症状のある箇所を即座に強い施術でさわらない(ましてやそれが首であれば)整体師を選ばれたよいのではないかと個人的に思います。その中でご自身にあう手技療法を選ばれたらよいと思いますよ。
 このご夫婦、イギリスへくることがあったら是非遊びに来てくれと言って下さいました。前職では結構外国人がいる職場だったのですが外国の方の優しさは本当にフレンドリーですね。気をつけてご帰国下さい(^o^)/