婦人の肖像 (Portrait of a Lady)~発売~

 突然ではありますが、もし一番好きな女性アーティストは?と聞かれたら、迷いなく「原由子」さん、と答えると思います。

 ご存知、サザンオールスターズのキーボーディストであり、敬愛する桑田佳祐さんの奥様であります。でも一番好きだというのはそれだからではありません。

30年以上前から、サザンのアルバムに含まれる原坊の曲そしてソロアルバムを拝聴するに、その包み込むような柔らかな歌声、キーボーディスト的な独特の曲展開(旦那様桑田さん作詞作曲の曲を歌われる事も多いですが)、そしてもちろんそのキーボードプレイいずれにおいても長く癒されて参りました。

 前置きが長くなりましたが、そんな原坊が31年ぶりのオリジナルアルバム

「婦人の肖像(Portrait  of  a  Lady)」

を発売されました。31年前の「mother」も素晴らしいアルバムで、死ぬほど聴きましたし、もしよくある質問、

無人島に一枚だけアルバムを持っていけるとしたら?」

という質問があれば、僕は「mother」と答えるかもしれません。

今回の婦人の肖像も、まだ覚える程聴き込めてはいないですが、素晴らしいアルバム!

個人的にはラストの「初恋のメロディ」はここ数年耳にした曲の中では三本の指に入るくらいの衝撃でした。素晴らしい曲です。

何かと不安定な世の中、原坊の歌声に少しばかり癒されてみてはいかがでしょうか?

北陸旅行

 



10月も半ばを迎え、朝晩の冷え込みを感じるようになってきました。

未だ猪木さんロスを感じていないといえば噓になるのですが、そんな事ではいけないと過去の試合を見直したり、改めて本を読みなおしたりしながら元気を出しています。

 

 さて、遡りますが9月に久々の遠出、北陸へ行って来ました!

福井に大学の友人がおり、毎年年末年始にはそうした友人たちと集まっていたのですが、コロナで暫くご無沙汰。今年こそ、今度はこちらから会いに行くと約束をしていたので、実行してきました。

 結果から言うと、行って本当に良かった(^^) 車で行ったので長丁場の運転でしたが、1日目福井では定番コース永平寺→恐竜博物館→東尋坊、2日めは兼六園や古い町並み周辺→21世紀美術館→東茶屋町→近江市場で食事etc  と満喫出来ました。

まず友人と久しぶりに色々話せたのも良かったし、北陸は高い建物も少なくのんびり出来る雰囲気で、何より食事がとても美味しかったです(^^♪

越前そばに味噌カツ、のどぐろの塩焼きに海鮮丼、茶屋町のかき氷に金沢おでん…と、とても美味しく頂きました。のどぐろは身はぷりぷりだしあぶらがとても綺麗、海鮮丼はどんぶりからあふれんばかり、金沢おでんは瀬戸内のおでんでは見かけない練り物が入っておりこれが絶品で、魚介類などもおでんに入っていました。

 少しずつwithコロナで世の中も動き出していますが、友人などとも会って大いに語り、新鮮な空気や景色に触れ、美味しいものを食べると元気をくれますし、改めてこうした人間らしい生活をした方が返って人間は元気でいられるのではないかと感じました(もちろん、やるべき基本的感染対策はやりつつだとは思いますが)。

 そんなこんなで今年の下半期は良い感じでスタートし、11月と12月は桑田佳祐さんのライブの予定も入っておりますので、今年の残りも良い思い出を作っていきたいなと思っています(^^)/

 

 

追悼

ご存知の方も多いと思いますが、先日アントニオ猪木さんがお亡くなりになりました。

言葉にならず、数日経ってもいまだ心にぽっかり穴が空いてしまったようです。

猪木さんについての思いはこちらのブログでも度々綴ってきました。

熱いプロレスは勿論、母親だけだった僕にとって猪木さんの生き様や言葉は、勝手に失礼ながら父親のように僕を叱咤激励してくれる存在でした。
いまだに枕元には猪木さんの本が積んであって読んだりしながら寝ています。

本来見せたくないであろう弱った姿もあえてさらし、亡くなる最後まで戦う姿を教えて下さいました。

沢山の感動と勇気を本当にありがとうございました。
ただただゆっくり休んで下さい…。

オステオパシーについて~テクニック編12「SAT(スペシフィックアジャストメントテクニック」


台風が接近し、皆様不安な一夜を過ごされたと思いますが大丈夫でしたでしょうか?僕に関して言えば、取り急ぎなんとか何事もなく過ごす事が出来ました。

 今回は久しぶりに、オステオパシーテクニックのご紹介です。(このシリーズもあとわずか!)

 

このテクニックは分類的には直説法で、以前ご紹介しましたHVLAと被ります。

ただテクニックを使うまでの方法論(検査法)が独自に確立されているのと、頸椎へのアプローチをうつ伏せで行うところが少し異なります。

 背景を簡単にご説明しますと、1950年代パーネルブラッドベリーDOは多くの患者さんを診るのに時間が足りない位忙しく施術をされていました。

そのブラッドベリーDOの弟子がヨーロッパオステオパシー会で著名なトム・ダマーDOで、ダマーDOは施術時間を短く出来るよう学んだ事をよりシンプルな形に発展させていきました。

そして現在、イギリスのジャズラムDOがその哲学、技術を引き継ぎ、更に発展させておられます。

 考え方としては、スティル先生から学んだオステオパシーを初めてヨーロッパに持ち込んだと言われるリトルジョン先生の脊柱カーブに対する考え方などを応用し、独自の検査方法を積み重ねていく中で、最も問題となる脊椎にワンアジャストメント(いわゆるポキッというテクニック)を施し、あとは暫く休んで貰うという流れです。

 つまりアプローチは脊柱に対するアプローチを主にして、検査からテクニックまで、実質10分~15分で終了です。

シンプルイズベスト、という言葉がぴったりなテクニックで、それでいて効果は身体全体に波及します。

また上記のような忙しい施術現場においては現実的にももってこいのテクニックです。

 僕が受講したジャズラムDOは日々この施術を繰り返すことによって患者さんへの触診、身体の使い方が流れるように美しく感じられました。

それと、現在のオステオパシーの考え方も取り入れ、具体的には頭蓋分野のエネルギーワーク的な感覚も用いて検査結果を導き出せるように工夫されており、これもまた今振り返ってみてもとても興味深い内容だと思えます。

 いずれにしても、シンプルなもの程追及すると奥深く、美しいという事の典型的な考え方、テクニックであるように思えました。

 

※湊は日本オステオパシープロフェッショナル協会の日本人講師による国内セミナー「SATベーシック」とジャズラムDOによる国際セミナー「SATアドバンス」を受講、修了しております。

夏の思い出~ライブ参戦

 


 お盆も過ぎ、朝晩いくぶん涼しさを感じるようになってきました。

あっという間に季節は過ぎていきます。僕自身今年は親戚の入院や、法事が重なったりで、特に時の経つのが早いように思います。

  そんな中ですが、7月の終わりと8月の終わり、山下達郎さんと小田和正さんのライブに行って来ました!

コロナ禍により、お二人のライブも約3年ぶりです。年齢をいってはあれですが、お二人とも70歳前後。しかしながら、達郎さんのライブは「クリスマスイブ」のイメージだけではない、とてもファンクでアグレッシブだし、小田さんもステージがアリーナ全体に作られ、そこを移動しながら、時には走って盛り上げてくれます。

 お二人を好きになった経緯を書くと長くなるので今回は省きますが(いずれのうのうと語ってみたい…)、僕は人付き合いもそうですが、広く浅くというよりは狭くても深く掘り下げたい、そのアーティスをいいなあで終わるのではなく、曲の背景や使われている楽器やミュージシャンに至るまで、色々掘り下げて調べるのが好きなんです。

そういう意味では、お二人とも間違いなくプロフェッショナルだと思いますし、だからこそ時代に淘汰されることなく、今も現役バリバリで活躍されているような気がします。

 そして何よりあのご年齢であれだけのパフォーマンスを見せて頂けると、いつか来るべく自分の姿も、「ああありたいな」と目標とさせて貰えたのでした。

 他にも野球にも行けて勝ち試合が多かったし、良い夏を過ごせたように思います。

まだまだ日中は暑いらしく、寒暖差が激しくなってきますので皆様体調に気を付けて去りゆく夏と秋の気配を楽しんで下さいね。

 

 

シンニチイズム来場、そしてリングイン!



戻り梅雨のようなグズグズしたお天気が続いておりましたが本格的な夏の暑さとなってきました。

 本日は月曜日なので週に一度の大切なお休み。暑いとはいえ普段室内仕事の僕は、良い天気をみるとやはり出かけたくなるのです。という事で、本日は広島マリーナホップへ!

行きたかった理由がありまして、今マリーナホップでは「シンニチイズム」というイベントがやっております。なんの事かと言いますと、「新日本プロレス」の「イズム」という事で、新日本プロレスの歴史の紹介、それにまつわる写真、チャンピオンベルト、リングコスチュームなど多くは本物が展示されているのです!

 僕にとってのシンニチイズムというとどうしてもアントニオ猪木さんになります。最近でこそあまりプロレスをみていないのですが、小さい頃から猪木さんのプロレスが大好きで、その後は猪木さんの人生や考え方に関する本なども色々読んでおり、度々勇気を貰ったりしているのは、こちらのブログでもご紹介しております。

 猪木さんはプロレスが単なるショーのように思われてしまう偏見と常に戦い続け、プロレスラーは強くなくてはいけない、そしてその為に激しい道場での練習を日課と課していました。

写真はそんな新日本プロレスの道場に飾られていた猪木さんの写真と言葉、これらは度々本やビデオなどで目にしたものですが、その本物を目の当たりにして感無量!しかも一部を除いて写真撮影もOKという事で、有名なIWGPのチャンピオンベルト、アンドレジャイアントの実物リングシューズ(これが本当にでかい!)、グレートムタのリングコスチューム…と宝の山を拝見してきました。

あげくには、実際に組み立てられたリングに上がらせて貰い、IWGPチャンピオンベルトの模型と共に写真撮影、そして選手のテーマ曲にのっての登場まで体験もできるのでした。

チャンピオンベルト写真はスマホに残っておりますがあまりに弱そうなチャンピオンなので写真アップはとても出来たものではありませんし、入場体験などとても恥ずかしくて係のお兄さんに「是非に」と勧められましたが「すんません…」と丁重にお断りしました。

何はともあれ、初めてのリングイン、意外と硬いロープに体を預けたりしながら貴重な体験をして、宝の山を見て童心に戻り楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

 

猪木さんは現在アミロイドーシスという心臓のご病気と闘っておられ、一時は命さえ危ぶまれるほどの状態だったそうです。

そして、猪木さんは「人生こそ戦い」という事で、強さの象徴であった元気な頃のご自身の姿だけでなく、現在のその弱り切った姿もテレビやその他でさらし、病気と闘い続ける意思を発信されておられます。

その姿には今だ勇気づけられますし、少しでもお元気になられるのを心より願っております。

 

 

 

オステオパシーについて~テクニック編11「モビリ(モビライ)ゼーションテクニック」

 

 早くも梅雨が明けました。激しい雨の梅雨とならなかったのは幸いですが、連日強烈な暑さです。皆様熱中症や体調管理にご注意くださいませ。

 今日は久しぶりのオステオパシーテクニックのご紹介です。 このテクニックはある意味あらゆるテクニックの基礎となるもので、本来もっと始めの方でご紹介するか、基本すぎて省こうかと思っていました。

しかし先日セミナーで四肢についてこのテクニックを体系的にやり直せる機会があり、改めてその重要さを再認識しました。「モビリ(モビライ)ゼーション」テクニックというもので、関節の制限(硬さや位置異常)がある時そのバリアの中で(→実はこれが最大のキーなのですがやや専門的になるのでここでは省きます)振幅を与えて関節を正常化していくものです。分類でいうと直接法です。

 書きましたようにこの「バリア」という概念がとても大切でその意味と感覚を理解しているかどうかで、以前ご紹介したマッスルエナジーテクニックやHVLAといった直接法のテクニック、その他全てのテクニックの感覚や効果に影響してきます。

 僕個人は以前ご紹介したGOT(ジェネラルオステオパシックトリートメント)にも組み入れて使うことによって、GOTの再理解や、施術におけるバリエーションを増やしていけました。

基礎にこそ大きな要素が含まれ、基本が何事も大切であることを再確認させてくれるテクニックです。

 また患者さんにとっても、体感があるので心地良いと思いますし、施術後の変化を感じて頂けると思います。

 

※湊は日本オステオパシープロフェッショナル協会の国内セミナー「モビライゼーションテクニック」と「四肢のダイレクトテクニック」を受講、修了しております。

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